新旧キャプテン対談
野表明歩✖️西林渚
コロナ渦中にのまれ、数多くの試合が中止になった今年の大学スポーツ。女子ソフトボール部も例外にもれず春リーグやインカレなどほとんどの主要試合が中止となった。キャプテンの野表(社4)は秋のチャンピオンシップを目前に引退し、バトンは西林(社3)に渡される。そんな二世代のキャプテンとともに振り返り、今後について語ってもらった。
ーーキャプテンを終えた所感を教えて欲しいです
野表「もっといろんなことができたんじゃないかなと思いました。去年のインカレが終わってから、自分がキャプテンとして代替わりしたけど、練習ができない時期もあって、チームを作っていく上でできたことが他にもあったんじゃないかなってふと思う…でも、同志社の良さとして、一人ひとりが意見を持ってチームのために考えているいいところだから、代が変わっても、みんなが考えて行動しているのを見て、これからはOGとして思いをばやしに託して(笑)」
西林「はい、託されました(笑)」

指揮をとる野表
ーー新チームのキャプテンになるが、自身はどんなチームを作っていきたいですか?
西林「のもさんは優しい人だったから、その優しさは持ちつつ、締りのあるチームにしたいと思っているから。ソフトもきちんとするのは当たり前だけど、人としてきちんとできてるチームがいいなと思います」
ーー1年前と変化した部分とかはありますか?
野表西林「お互いあんまり変わってないかな(笑)」
キャプテンを決めるのは同期との話し合いで決めるのが同志社女子ソフト部流。決める際、同期から全会一致のキャプテン指名だったというのが二人の共通点だった。
西林「今年はズームで話し合って決めました。話し合いでキャプテンになるかもっていうときにちょっと考えさせて欲しいって一週間くらい待ってもらいまして。言われたからキャプテンをするんじゃなくて、自分の意思でやりたいと思ったからそこは少し考えましたね。中途半端なのは嫌なので」
野表「自分は、2年の時に学年代表、3年の時から副キャプテンをしていたのでその流れで、話し合った時に自分がやりますって言いました。人数も少なかったので、ある程度覚悟はしてきたかな」

打席に立つ西林
ーー新チームは今どんな状況にありますか?
西林「一年生もしっかり動けているし、発言もしていたのでよかった、いろいろあってまだまだ一年生が馴染めてないかなって思う時もあるけど、試合に向けての向上心とかは感じられるのでこれからも頑張って欲しいです」
野表「みんな真面目だし、意見を聞きにきてくれる、入学前から集まってくれている子がほとんどだから、人見知りとかは無くなってきてるんじゃないかな。まとまってきていると思う」
ーー新キャプテンに向けて、伝えたいことは
野表「良くも悪くも、指導者がいない同志社だから、一から選手でやっていくのは大変だと思う。同期に助けてもらわないと大変になると思うし、そこは助け合いながら、無理せずやって欲しいです。」
西林「頑張ります…!!」
ーー新キャプテンの意気込みは
西林「シンプルに、結果を残します。勝つ!!」

円陣で声を上げるチーム
少人数の同期とともに、優しい笑顔でチーム全体を見つめてきた野表。最終学年、そしてキャプテンとして心残りはもちろんある。それでも前を向きながら、次の世代に希望をたくしていくことしか今はできないだろう。同志社らしい笑顔が溢れるチームはこれからも変わらずに高みを目指していく。バトンを渡された新キャプテン西林もその良さを引き継ぎながら、彼女らしい最強の西林組として歴史を紡いで欲しい。
(足立みずほ)