3連覇へ向けて
10月21日、関関同立の4校が大野の地に集う。関関同立戦は、ソロ経験のある選手が出場資格を持ち、同志社からは6人の選手が出場する。
試合形式はいたって単純である。滑走路から出発し、指定された他の2点を回っていかに早く戻ってこられるか、そのタイムを競うというものだ。
関関同立戦は、個人戦でもあり団体戦でもある。実際に飛行する選手は限られているが、地上で待機する仲間も、重要な役割を果たす。グライダーにはエンジンがないので、何もしなければ落ちていってしまう。滞空するには、上昇気流を探す必要があるのだ。そこで、離陸前に部員全員の力を集結させて、上昇気流が発生する場所を予想したりアドバイスを送ったりと、団体戦の要素も強いと言える。

左から、松本(社2)、谷(法2)、大倉(経1)
昨年は中止となった関関同立戦だが、一昨年とその前の年で同志社は優勝を果たしており、今年は3連覇がかかっている。
「今まで個人で出場していたけど、自分にとって初めて学校全体がチームとなって臨む大会だから、先輩を頼りつつ、逆に先輩に初めて挑む戦いだから、胸を借りるつもりで頑張りたいです。」次期主将の谷(法2)は、個人としての意気込みをこのように語ったが、団体としてはもちろん3連覇の目標を掲げた。
同志社航空部全員で挑む戦い。3連覇への期待を乗せて、秋の空へと飛び立つ。(藤岡亜里沙)