経験あるルーキー揃う
昨年2部優勝し、今年1部に帰ってきた同志社サッカー部。今年も2人の1年生が早くも1部のピッチで奮闘している。CB福川和希(商1)とFW安井修平(商1)だ。

つなぐサッカーを志望し福川は同志社に進学した
前者は名門ガンバ大阪ユース出身、後者は一昨年冬の全国高校サッカー選手権に出場した東海大仰星高校出身だ。福川はディフェンスのポジションながらユース出身ということもあり、足元の技術に長けている。対して攻撃的ポジションの安川は、利き足の左足を武器にボールタッチの柔らかさなどテクニックに優れている。

安井は高校2年時、3年時と2年連続で大阪府高体連優秀選手を受賞
共に入学前の京都府学生サッカー選手権からスタメンに名を連ね、リーグ開幕戦対大体大戦は前年度リーグ王者、インカレ王者に堂々のプレーで攻守を牽引し、あと一歩で勝利というところまでに迫った。しかし、その後は個人、チームともに苦しい戦いが続いているが、「すごいFWと対峙するのはいい経験になっている」(福川)。それぞれの特徴を生かし、さらにプレースピードやフィジカルに対応できるようになれば、今後彼らが攻守の核となり、1部の舞台で同志社を輝かせてくれるだろう。

背番号28福川、背番号124中山(理工1)、背番号30安井
この2人以外にも他の1年生たちも負けてはいない。安井と同じ東海大仰星出身のSB中山大二朗は開幕節、第2節とスタメンで出場し、武器のロングスローを披露。今年の冬の全国高校サッカー選手権で準優勝になった星稜高校出身のMF稲垣拓斗(スポ1)は、出場とはならなかったものの先日の関西選手権近大戦ではベンチメンバーに入った。他にもU-17日本代表経験のある前橋育英高校出身、CB渡邉良太郎(スポ1)も怪我で離脱中だが能力は高い。
現在同志社はリーグ戦7節を終えて1分6敗。関西選手権も初戦敗退など苦しいシーズンとなっているが、期待のルーキーが芽を出して始めているのは好材料である。同志社が今忘れかけているのは“勝利”の味。期待のルーキーたちが紫魂を背負い、実力ある上回生と融合できれば必然と同志社の調子は上向くだろう。勝利のために――。そして同志社の未来のために――。期待のルーキーたちよ今戦士になり、ピッチを駆け回れ!(堀 大輝)
福川和希(ふくかわ かずき)
商学部
180㎝/70kg
出身校:ガンバ大阪Y(追手門学院高校)
趣味:映画鑑賞
安井修平(やすい しゅうへい)
商学部
178㎝/60㎏
出身校:東海大仰星高校
中山大二朗(なかやま だいじろう)
理工学部
178㎝/68㎏
出身校:東海大仰星高校
稲垣拓斗(いながき たくと)
スポーツ健康学部
165㎝/62㎏
出身校:星稜高校
渡邊良太郎(わたなべ りょうたろう)
スポーツ健康学部
183㎝/73㎏
出身校:前橋育英高校