9月1日に、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場にて行われた関西大学ラグビージュニアリーグ。龍谷大学と対戦し、69-17で同志社が勝利。開幕初戦を白星で飾った。
序盤から順調な滑り出しを見せた。前半2分、龍谷大のノックオンでスクラムを獲得した同志社。抜け出たSH本山(法2)からWTB江金(経4)へパスが繋がる。江金がインゴールまで独走、先制トライを決めた(5-0)。同5分には、敵陣5mでラインアウトを獲得し、モールで押し込み追加のトライ(10-0)。同15分にも同パターンでトライ。着実に点を重ね続けた(15-0)。同24分、またもラインアウトから抜け出たLO馬渡(スポ1)がトライに成功。FB溝尻(政策4)のコンバージョンゴールも決まり、22-0となった。同32分には、敵陣22m付近でのラインアウトで、ブレイクダウンからのSH木下(経3)が右サイドに抜けてトライを決める(29-0)。そして前半終了2分前、ラインアウトからNO.8丸山(社3)が抜け、インゴールへ一直線、34-0とした。相手を無失点に抑え、前半は同志社の独壇場となった。

スピードで駆け抜ける江金

モールを組む
しかし、後半では龍谷大に押される場面が目立った。後半3分、自陣5mラインでラインアウトを獲得され、モールで押し込まれる。コンバージョンゴールも決まり、34-7となった。同10分にも同パターンで追加点を献上(34-12)。だが龍谷大が優勢かと思われた同15分、ラインアウトを獲得した同志社は、江金、CTB佐久間(政策4)、木下へとパスが繋がる。猛スピードでインゴールへ駆け抜けた木下はトライを成功させ、この悪い流れを払拭した(41-12)。

NO.8田中(法3)の激しいボールキャリー
ここから同志社の得点ラッシュが始まる。同21分には、スクラムからの佐久間が前へ大きく攻め込み、PRファイアラガ(社3)にパス。強靭なフィジカルで相手DFを引きずりながらもゴールポスト真正面にトライを決めた(48-12)。また同26分、ハーフラインから江金、WTB西村(商1)、木下の3人が巧みなパス裁きでゴールラインへ接近。右サイドで上手く展開し、西村がトライに成功(55-12)。同29分には、FL大熊(商3)がチャージしたこぼれ球をLO梁本(社1)が拾い独走トライ。また本山が安定してコンバージョンゴールを決め続け、得点を重ねた(62-12)。同35分には、相手の反則により、敵陣5m付近でスクラムを獲得。そのまま押し込み、スクラムトライを成功させた(69-12)。しかし試合終了直前、自陣5m左サイドでラインアウトからのモールで押し込まれ、まさかの失点を許した(69-17)。

トライを決める梁本
ジュニアリーグ開幕初戦で、点差を大きく引き離し、勝利を収めた。後半の入りが今後の課題となるだろう。次戦の相手は摂南大学Jr.だ。この調子で突き進み、2連勝を収めたい。(小野真央)
【ジュニアリーグ通算成績】
1勝0敗
○選手コメント
ゲームキャプテン・FL中尾 泰星(政策3)
ーー今日の試合の総括
昨日のA戦の後で、僕らはチャレンジャーということで臨んで、試合も後半の入りは少し悪かったがそれ以外は僕らのラグビーができたと思います。
ーージュニアリーグ初戦の出来栄え
Aチームも昨日勝って、そのままの流れでいこうということで、とりあえず勝ちたかったので色々課題は見つかったが、次に繋げられる試合になったと思います。
ーー課題というのは
やはりディフェンスのところで、タックルで受けてしまったり、アタックでもフォーカスにしてるところができなかったりということがありました。特に試合後半でできませんでした。後半でもずっと続けられるようにフィットネスの面でも課題があると思います。
ーー次戦に向けて
僕らジュニアですけど、一人一人がいつでもAに上がれる準備をして、その中で僕らの試合でしっかりいいパフォーマンスがしたいと思います。
CTB溝尻 航太(法4)
ーー今日の試合の総括
昨日A戦で勝ったのでその流れでジュニアにも望みました。今までやってきたことをしっかり出せてたと思います。アグレッシブなディフェンスをジュニアから見せれたので良かったです。
ーージュニアリーグ初戦の出来栄え
FWではスクラムやモールで押せる場面があって良かったのですが、BKでボールを失う場面があったのでチームとして一体感が持ててないという印象です。
ーー次戦に向けて
来週の近大戦に向けてみんながAチームのスタメンやリザーブに入ることを目標に頑張ること。入れない選手もジュニアがあるので一人一人がチームのためにやっていければ良いと思います。
WTB江金 駿(経4)
ーー今日の試合の総括
FWがすごく頑張っていてBKとしてはやりやすかったです。FWに助けられた部分がありました。また、チームの軸としていて練習してきてアルファーダッシュ(ハイパントを使う戦い方)がうまく機能していたと思います。
ーー今日のBKについて
ターンオーバーやアタックなどの課題が見えてきました。課題が残る試合だったと思います。
ーー次戦に向けて
FWの強いをしっかり活かしてBKとしてももっと得点につなげれるチームにしていきたいと思います。
FL大熊 陽介(商3)
ーー今日の試合の総括
今週Aリーグが開幕で、Aの練習が多くてジュニアの練習がなかなかできなかったが、夏合宿からやってきたスクラムの部分で成果が出たと思います。まだまだ規律の点で反則が多かったので、そこを直していかないといけないと思います。
ーー自身のタックルについて
体の大きい相手だったので1人で行かずに、2人で行って低く入ることを意識しました。
ーー今日はアタックで攻めれていたと思うが、そこでチーム内で意識していたことはあったか
最初のセットプレーでいい球出しができたので、いい形でアタックできたと思います。
ーー次戦に向けて
まだ無失点で抑えられておらず、ミスも多かったので、次戦は無失点で反則もなく勝てたらいいなと思う。