5月6日、大阪大学レンジにて行われた第53回関西学生アーチェリーリーグ戦優勝決定戦。Bブロック優勝の同志社は、Aブロックを優勝した近大と対戦した。グランドトータル3072(1534/1538)-2973(1490/1483)で近大に敗れ優勝を逃した。

左から田中(スポ4)、福持(文情4)、安久(心理2)、石田(法1)、廣瀨(スポ3)
優勝決定戦はこれまでのリーグ戦とは違い、70㍍ラウンドで6射ずつ打ち計72射で勝敗が決まる。
1か月にも及んだリーグ戦を締めくくる最後の試合。アーチェリー部全員が試合を見守り応援にも力が入っていた。
3エンド目に安久が60金に迫る59点をたたき出しチームが盛り上がる。同志社は3エンドまでのトータルが752点と近大に5点リードしていた。しかしそこから近大の強さを見せつけられる。安定した点数を取る近大に比べ、スコアに波があった同志社は徐々に点差を離されていった。それでも最後までチーム同志社らしい雰囲気が崩れることはなかった。「雰囲気はめちゃくちゃ良くて、選手たちも雰囲気が良かった」(田中)「応援も去年に比べてすごい一丸となっていた」(安久)と選手たちは感じていた。

狙いを定める石田(左)と安久(真ん中)と福持(右)
「1戦目からいろんなことが立て続けに起こったりしたリーグ戦だった。マイナスなことばかりではなく、自分たちの成長につながるようなハプニングであったり、ハプニングが起こってもそれを自分たちの成長にみんながつなげてきてくれたのでそこらへんは、一人一人がチームを思う気持ちが強くなってきてくれたのかなと思った。優決でみんなの成長が見れた。」と主将・田中はリーグ戦を振り返った。目標としていた打倒近大には至らなかったが、チームは大きく成長していた。

向かい合い矢を放つ田中(左)と西村(右)
優勝は逃したものの近大に勝つ日はそう遠くないように感じた。リーグ2戦目からルーキーが初出場ながらに活躍をみせるなど、これからが期待されている選手も多い。個人、そしてチーム全体がさらに邁進するのを予感させ春季リーグ戦は幕を閉じた。
次なる目標は、6月に行われる王座で優勝し日本一になることだ。「望めないことを言っているのではない。」(主将・田中)1人1人がさらに自信を持ってもう一度チームが一丸となり、日本一を勝ち取る姿を見てみたい。(大石きらり)
以下詳細成績(70㍍前半トータル/70㍍後半トータル/グランドトータル)
1的 田中仁菜(スポ4)299/277/576
2的 廣瀨円香(スポ3)3エンド目から西村
西村かなえ(商1)276/293/569
3的 石田華野(法1) 310/311/621
4的 安久詩乃(心理2) 309/305/614
5的 福持実佳(文情4) 296/297/593
第53回関西学生アーチェリーリーグ戦 準優勝