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天理大に善戦も惜敗 野中組終焉:ラグビー部
2017/11/27 HEAD LINE NEWS

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ (2017年11月25日)

11月25日、西京極総合運動公園陸上競技場(京都府)にて行われたムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節、対天理大。同志社は前半リードで折り返すも、後半一気に天理大に攻め込まれ12-31で敗北した。リーグ戦最終成績を3勝4敗とし、関西リーグを6位で終え、大学選手権出場を惜しくも逃した。


西京極に集いし紺グレファンの声援が選手達を変えた。「(声援のおかげで)とても走れた。無理やと思ってからでも走れた」と野中主将も実感していた。そして声援は選手達のプレーにも還元された。



試合前の選手



当日は応援団もスタンドへ駆けつけた



前半、主導権を握っていたのは同志社だった。積極的に敵陣へ入り込み、何度もチャンスを作った。まずは前半14分、天理大がラインアウトでノットストレートの反則。ターンオーバーに成功した同志社はマイボールをキープし続ける。ラックからSH山田がハイパントを蹴り込み、ボールの争奪戦を勝ち切り、さらにSO永富(商3)の裏へのキックでCTB髙井がボールをキープ。一気に敵陣22mライン内へ攻め込んだ。

惜しくも得点には至らなかったが、今試合では天理大に攻め込む場面が何度も見られた。FW陣が野中をはじめ、HO平川(法3)・FL丸山など体を張ったプレーでゲインを重ねた。



攻守に活躍を見せた丸山


そしてスコアが動いたのは同30分、敵陣奥へ攻め込んだ同志社はCTB阿部亮や平川などが低さを生かした体勢で天理大インゴール手前までボールを運んだ。そしてラックサイドを抜け出した野中がグラウンディング。主将が王者天理大から先制点を奪った。



野中のグラウンディング


先制点に会場は一気に沸いた



前半終了間際にモールで失点するが、7-5でなんとか前半をリードで折り返した。今年の関西リーグで天理大に対し、リードで折り返したのは同志社だけ。途中は天理大が膝に手をつくシーンも見られ、確実に王者を追い詰めていた。



攻撃の起点を作った安田(商3)


平田(スポ3)の積極的なボールキャリーも目立った



後半、流れは一気に変わる。天理大ペースだった。後半12分、ゴール前での攻防戦で失点し、この試合初めて天理大にリードを許した。同16分にはゴール前ラックに人数をかけた同志社の裏をかき、サイドへボールを展開され、被トライ。必死のディフェンスでアタックを止めていたが、天理大が一枚上手だった。その後も2つのトライを許し、後半40分を過ぎた時点で7-31。勝利は絶望的だった。


しかし紺グレは最後に西京極を沸かせた。試合終了間際、HO山﨑のゲインから野中、光部へボールが渡り、最後は大外フィニッシャーWTB鶴田がトライを決めた。敗北はほぼ決まっていた。それでも最後にチームが一つになり、「BOND」した。一時は28フェーズを重ね、漆黒の壁へ向かった。しかし、王者は強かった。



最後のトライを奪った鶴田



光部のコンバージョンキックは失敗し、12-31で試合終了。その瞬間、第107代野中組は終焉を迎えた。


大学選手権出場への希望は途絶えた。昨年大学選手権ベスト4の紺グレ軍団はシーズン早々に姿を消した。



ノーサイド後の同志社



涙をぬぐう4年生、茫然と立ち尽くすスタンド、試合中終始下を向くことはなかった主将が初めて俯いた。



試合後に最後の挨拶をする野中主将



思い返せば、今年は関西セブンズで準優勝を成し遂げ、15人制でも慶大・早大と関東の強豪を破った。その後は悔しい結果が続いたが、野中は言い続けてきた。「チームを一つにして挑戦者として戦う」。掲げたスローガン「BOND」は最後に完成した。結果として現れるには遅すぎたかもしれない。しかしやってきた事は無駄ではない。なぜなら、チームが一つになったからこそ、後輩達はその悔しさを感じているはず。そして来年以降、今の4年生の悔しさを必ず晴らしてくれる。野中を始め、4年生がチームに残した財産は容易に作ることはできない、かけがえのないものだった。


26日のジュニア戦も終了し、今シーズンの全日程が終了。4年生は引退を迎えた。「今の4年生をもう少し長くラグビーをやらせてあげたかった」。就任1年目の萩井監督は目を細めた。苦しいシーズンではあったが、試合中は笑顔になる場面も見られた。萩井監督自身も悔しさを忘れない。必ず同志社ラグビーを変えてくれることを期待したい。


やって楽しい、見て楽しい。紺グレの「自由なラグビー」に多くの人が魅了された。結果が出なくても、紺グレファンは会場へ足を運ぶ。紺グレが好きだから、勝てない時には思わず文句を言ってしまう。紺グレを信じているから毎試合カメラとペンを持って会場へ駆けつける編集局員がいる。最終節に見せてくれた試合は間違いなく今年のベストゲームだった。


静まり返った西京極の夕陽は忘れられない。今でも激闘を繰り広げた選手の残像は残っている。強く。楽しく。自由に。諦めない。

今日の紺グレはいつも以上に格好良かった。悔しさを忘れなければ、紺グレに関わる全ての人々が次に流す涙は、きっと違う涙になるはず。


「野中紺グレ」よ。感動をありがとう。


(同志社スポーツアトム編集局ラグビー部取材班一同 文責:只松 憲)



○監督・4年生コメント


萩井好次監督

天理大学さんは後半強いチームなので前半に取り切れなかったのが敗因。17-7の場面まではまだいけるかなという感触はあった。でもそこからは崩れてしまった。残念ではあるが、天理大学さんのディフェンスが良かったし、素晴らしかった。今日みたいな試合がシーズンの最初に持ってこれたら良かったですが、選手もコーチ陣も未熟なままで完成が遅れてしまったのが責任者として責任を感じている。でも今日最後、いい形で終わってくれたので、また来年以降につながると思う。「全員で戦う」事はシーズンを通して、できたことだと思う。選手・コーチ陣とはもちろん信頼関係があったと思いますし、1年間通して1つになってやれてきた。何年ぶりに大学選手権を逃したとかはあまり考えておらず、とにかく選手たちに申し訳ないし、今の4年生をもう少し長くラグビーをやらせてあげたかった。そして野中は監督以上に素晴らしいキャプテンだった。先頭に立ってよく身体を張ってくれたと思う。


主将・野中翔平(スポーツ健康科学部)

一番やってきたのはもちろん「BOND」のところ。結果が出なかったからやってきたこと全てが違うとは思わないけど、やっぱり勝たせてあげないといけないのが自分の仕事。それでより実感できるというのが確かなところ。それは自分個人の問題、自分の実力不足だと本当に思っている。今から次の話をするのは良くないかもしれないが、次は仲間の笑顔をしっかり守れるようにしたい。同期が泣いているのとかは見たくない。そこを自分で切り開けるような、人間になれるようになりたい。


(西京極での大声援について)めちゃめちゃありがたいです。とても走れる。無理やと思ってからでも走れる。そこに対しても申し訳ない気持ちでいっぱい。各自、自分たちの仕事を100%する中で、応援・トレーナー・マネージャー・テクニカルは100%やってくれた。その中で良い結果を出さないとみんなは報われない。そうやって陰で支えてくれた人たち、応援してくれた人たち、みんなを笑顔にできるようにしたい。



副将・阿部亮介(心理学部)

1年の頃から日本一になりたくて入ってきたが、最後の年に選手権にも出られないのは素直にすごく悔しい。試合のメンバーとして、メンバー外の選手であったり、スタッフであったり、後輩たちを勝たせてあげられなかったというのが一番悔しい。勝つためにという部分で、自分たちに足りなかったもの、足りなくて負けてしまったというものを補ってもらえるように頑張ってほしい。



副将・丸山尚城(商学部)

一番痛感しているのは、最終学年の今年は、なかなか勝つことが難しくて、勝利の重みを感じた。けがが多くて離脱することも多く、相当迷惑をかけた。最後頑張りたいと思ったけど結果としては難しいものとなった。もう少しやり切れたらよかったと思う。



鶴田桂樹(法学部)

本当に4年間かけて全員が成長できるラグビー生活を送れた。結果を残せなくて、今年は全国に行けないけど、これまでやってきた4年間で一番激しい練習をした。厳しい練習をしてきた1年間だった。しかしまだこれでも全国に行けないっていうのは来年まだまだやり方を考えないといけないしやる量も考えないといけない。そういった意味で後輩に課題を残せる最終戦だったと思う。



髙井勇貴(スポーツ健康科学部)

去年がベスト4で僕たちへの期待も大きかったと思うが、その中で選手権に行けなかったのは心残り。本当にいいメンバーでいいチームだったので、もっと一緒にラグビーがしたかった。こんな僕でも最後にスタメンとして使ってくださった監督コーチ陣には感謝したい。あとは後輩に託し応援して、残せるものを残していきたい。



光部修平(社会学部)

1年間、けがなくやってこれてよかった。しんどい時期も多かったが、仲間と一緒にやってこれたことがよかった。



山崎翔太(社会学部)

キャプテンも言っていたが、後輩たちを勝たせてあげられなかった、選手権の景色を見せてあげられなかった。それは申し訳ないと思っている。自分たち(4年生)の責任を感じている。後輩たちに何か残せるように、引退するまで色んな面でBONDしていきたいと思う。


山田公佑(神学部)

最初に入ってきた来たときは自分よりも格上の人がたくさんいて、出る事が出来なくて腐ってしまった時期もあった。しかし、3年生の時に心を入れ替えて自主練習に励んできた。最後の試合にできることができて良かった。



土田敬太(商学部)

振り返れば短かった。4年間を通して1・2年の時は上のチームで出れず。3年生になってから少しずつ出させてもらえるようになった。去年の経験が今年は少しは生かせたと思う。大学選手権ベスト4にいって雰囲気を味わえて。あれがなかったら今年はスタートでも出れなかったと思う。負けてしまう事は多かったが、去年の先輩には感謝している。

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