9月16日、同志社大学京田辺ラグビー場(京都府)にて行われた関西大学ラグビーJr.リーグ第1戦対大体大戦。豪雨の降りしきる中、接戦を制し、21-7で勝利した。リーグ通算成績を1勝とした。
ほぼAメンバーで挑んだJr.リーグ1戦目は同志社がやや優勢な展開だった。春先から課題だったスクラムは試合を通して8/8と全てマイボールをキープした。

スクラムの様子
しかし台風の影響、降りしきる雨の中での試合はお互いのチームにノックオンが多発。特に同志社は目立った。それだけ相手ボールスクラムを組み、Aリーグに向けて最終調整ができたと捉えることもできる。
試合が動いたのは前半24分だ。大体大が同志社ディフェンスラインの裏にボールをけり込み、陣地を奪った。しかしFB青木がボールを取り損ね、猛追していた大体大選手に囲まれてボールを失った。そのまま無人インゴールへ攻め込まれ被トライ。イージーミスだけに嫌な流れになりつつあった。
しかし嫌な流れは主将・野中(スポ4)が断ち切った。同29分、敵陣インゴール前でフェーズを重ねる。FW戦だ。最後は野中がねじ込み、トライ。
SO光部(社4)のコンバージョンゴールも決まりすぐに追いついた。

アタックする野中

キック成功率100%の光部
後半、天気は変わらなかったが、同志社が攻め込んだ。開始早々WTB高野(社3)がラインブレイク。この日一番のゲインに会場が沸いた。同21分にはラインアウトモールで大きく前進。13/16で獲得したマイボールラインアウトも安定しつつある。22分、敵陣5mラインでのマイボールスクラムからLO森(社2)が抜け出し、トライ。同32分にはモールトライも奪った。

モールで押し込んだ
光部が全てのコンバージョンゴールも決め、21-7で試合終了。まずは第1戦を勝利した。
Jr.リーグにほぼ正メンバーで挑んだ。「雨の中なのでコミュニケーションが重要になってきてる中で自分が球出しで一番近い所にいて、まだコミュニケーションを取りきれていないというのが、反省するところなんですけど、まずは勝ち切って反省できるところはよかった」とハードワークが目立ったSH人羅(社1)は振り返った。
Aリーグ開幕まで2週間を切った。まずは一安心できる勝利となった。(只松 憲)
○コメント
人羅奎太郎
今日の試合について――
雨の中なのでコミュニケーションが重要になってきてる中で自分が球出しで一番近い所にいて、まだコミュニケーションを取りきれていないというのが、反省するところなんですけど、まずは勝ち切って反省できるところはよかった。
今日の試合は地域どり、エリアを取ることを中心に、リードしていこうと話していて、その地域どりという部分での意識統一はできていた。でも、前半の敵陣深いところで焦ってトライを取りきれなかったところは反省して、次に繋げていこうと思った。エリアを取れたことはよかった。
リーグまでの取り組み――
試合中にまだまだコミュニケーションを取れていないところがあるので、試合中の修正は試合中にしなければならなかったのに、前半のハーフタイムでしたところとかは良くなかったので、試合中に修正するためのコミュニケーションはこれから必要になってくるかな思う。
永富晨太郎
試合の感想――
初めはミスとかあって、バタバタしてしまったところはあったけど、後半からはしっかり修正して、エリアをしっかり取った上で粘り強くやれていたんで。こういう天気の中で粘り強くできたのはよかった。
夏合宿以降の調子――
試合を重ねる中で、少しずつ周りも見えてきているので、シーズンではもっと活躍出来るように頑張りたい。
リーグに向けて――
チームの中でもっとコミュニケーションを深めれるように頑張りたい。良いアタック、良いディフェンスが出来るように、チーム一体となって頑張りたい
光部修平
雨の中でのゲームでしたが、試合中のキックで意識したことは――
できるだけタッチラインから出してラインアウトを狙っていった。タッチライン際を狙っていったが、まだまだ精度が足りなかった。
コンバージョンキックの調子は――
悪くはなかったが、これから徐々にもっと上げていきたい。
スタンドオフを任せられて、意識したこと――
フォアードを楽にするために、キックを上手く使ってエリアを広げて、攻める場所を前に前にして相手陣地でプレーするように意識した。
リーグ戦に向けて意識していることは――
エリアを取るキック、コンバージョンキックとかキックを任されることが多くなるので、諸々もっと精度をあげていかないとと思う。
同志社チームとしての目標――
フォアードはスクラムにこだわってきてやってきた。フォアードとバックスがそれぞれやるべきことをやって同志社らしい展開ラグビーができたらと思う。