4月14日に西京極総合運動公園で行われた関西学生サッカーリーグ1部の同志社vsびわこ大の一戦。同志社は0-1で敗北を喫した。
同志社は前節からメンバーを少し変更。前節先発した高橋(スポ3)に変えて井村(経4)を中盤の底に据えた。この変更について望月監督は「前節あまり中盤が機能していなかったのと、準備の段階の仕上がりを見て井村を選んだ」と語った。また左サイドハーフには伊藤(スポ1)に変え、ドリブル突破が魅力の駒形(経3)を置いた。

スターティングメンバー
前半開始直後から同志社は昨季王者と互角の戦いを見せていた。しかし前半22分に波乱が起きる。吉村(スポ4)のコーナーキックに金潤求(商4)が頭で合わせゴール。かと思われたが主審の判定はまさかのノーゴール。そしてその流れでカウンターを受け、止めようとした杉原(スポ4)がファールを犯しレッドカードの判定を受けた。これにより同志社は数的不利に陥った。
しかしこの厳しい状況が同志社を結束させた。金潤求だけを相手陣内に残し、残り8人で守備を固めた。この作戦が功を奏し前半を無失点で終えた。

体を張ったディフェンスを見せた川本(心理4)

金潤求は前線で好機を伺い続けた
後半に入っても、同志社は集中した守備で相手をはねのけ反撃のチャンスをうかがっていた。後半4分、17分と立て続けにGK西村(スポ2)がビックセーブ。相手の猛攻を体を張って止め続けた。試合はこのままスコアレドローに終わるかと思われた。しかし同40分についに試合が動いた。ここまで激しいディフェンスで体力を消耗してた守備陣がスピードに乗った相手を止めきれず失点。その後、同志社は怒涛の追い上げを見せるも試合は動かず0-1で昨年王者に苦杯をなめた。

ビックセーブを連発した西村
試合後に望月監督は「退場者が出たことで当初のプラン通りに試合を進めることができなかった。しかし、退場者が出た後の守備に関しては次に繋がるものがあった」と敗北には落胆しながらも前向きに試合を総括した。
今節の敗北で2連敗となった同志社。「まずは勝ち点を1でもいいから取りたい」と試合後に井村が語ったように、目標の1部残留のためにはなんとしてでも勝ち点が必要だ。次節は主将・吉村が「かなり手強い相手」と評した関学大。下馬評は圧倒的に関学大にある。しかし今節見せた守備を次節でも見せることができるなら勝機はあるだろう。(藤田友樹)